兵庫も緊急事態宣言、延長要請へ 6日夕に決定、3府県足並みそろえる

2021/05/06 12:25

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言について、兵庫県は6日、政府に延長を要請する方針を固めた。11日に発令の期限が迫るが、新規感染者の高止まりが続き、医療体制も逼迫しているための対応。6日午後5時から対策本部会議を開き、正式に決定する。 関連ニュース 淡路島のサービスエリア、行楽客で混雑 駐車スペースぎっしり 神戸・南京町のGW 19年・20年・21年の人出を比べてみると… 神戸に“行きつけ”の路上飲みスポット出現「ささやかな楽しみ奪わないで」

 井戸敏三知事は3日、「新規感染数が大幅に減ってくれないと打ち切りにはなりにくい」と延長の可能性に言及。大阪府は6日午後に延長要請を決める方針で、京都府も延長要請を検討中。感染者数が多い3府県が足並みをそろえる方向で調整しているとみられる。
 兵庫県内の感染者数は、直近1週間の1日平均で422・1人。500人を超えていた4月下旬よりは減っているが、大型連休中で検査数が比較的少なく、予断を許さない状況。病床使用率も8割近くが続いており、要請が必要と判断した。(藤井伸哉)
【図表】目で見る兵庫県内の感染状況

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ