兵庫県、大型商業施設に土日休業要請 緊急事態延長 平日は午後7時までの時短

2021/05/07 21:15

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 兵庫県は7日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、緊急事態宣言の延長に伴う措置内容を決めた。引き続き県内全域が対象で、酒類を提供する飲食店への休業要請を続けるほか、県独自の対策として、大型商業施設などに土日は休業を要請し、平日は午後7時までの営業時間短縮を求める。 関連ニュース 市役所本庁舎でクラスター、判然としない感染経路 市民ら「怖くて行けない」 井戸知事「人流抑制は土日が重要」 兵庫県 商業施設の時短、大阪に比べ緩め 怖いのは急変、夫婦最後の会話に涙 看護師長が語るコロナ病棟の現状

 県内では7日、新たに493人の新型コロナ感染が確認された。すぐに入院できない患者は1543人に上り、病床使用率は80・4%、重症病床の使用率は83・0%となっている。
 政府は宣言延長後、大型商業施設や映画館などへの休業要請を見直し、休日も含め午後8時までの時短営業に緩和するが、県は政府の対策よりも厳しい内容とした。
 会議後の会見で井戸敏三知事は「(患者の)絶対数を減らさないと、医療の逼迫が解消しない」と強調した。(紺野大樹)
【図表】目で見る兵庫県内の感染状況

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