兵庫県は7日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、緊急事態宣言の延長に伴う措置内容を決めた。引き続き県内全域が対象で、酒類を提供する飲食店への休業要請を続けるほか、県独自の対策として、大型商業施設などに土日は休業を要請し、平日は午後7時までの営業時間短縮を求める。
県内では7日、新たに493人の新型コロナ感染が確認された。すぐに入院できない患者は1543人に上り、病床使用率は80・4%、重症病床の使用率は83・0%となっている。
政府は宣言延長後、大型商業施設や映画館などへの休業要請を見直し、休日も含め午後8時までの時短営業に緩和するが、県は政府の対策よりも厳しい内容とした。
会議後の会見で井戸敏三知事は「(患者の)絶対数を減らさないと、医療の逼迫が解消しない」と強調した。(紺野大樹)
【図表】目で見る兵庫県内の感染状況