兵庫の聖火ランナー 紀平さん、寛平さんら202人 さかなクンら3人辞退

2021/05/21 21:30

紀平梨花選手

 23、24日に兵庫県で催される東京五輪聖火リレーについて、大会組織委員会は21日、フィギュアスケート日本女子のエース紀平梨花選手(18)=西宮市出身=らランナー202人を発表した。また県実行委員会は、シドニー五輪柔道銀メダリスト篠原信一さん(48)=神戸市出身、アイドルグループ「関ジャニ∞」の安田章大さん(36)=尼崎市出身、「明石たこ大使」のさかなクン(45)の3人が、予定していたランナーを辞退したと明らかにした。 関連ニュース 聖火リレー姫路城はダメ 背景に思わぬ制約の壁 兵庫の聖火リレー、公道は中止 姫路城と篠山城跡のみ無観客で実施 23・24日 兵庫の聖火イベント 姫路城は点火セレモニーのみ

 新たに公表されたランナーのうち、23日の姫路城三の丸広場(姫路市)で火を受け渡す「トーチキス」には、ラグビーの神戸製鋼で活躍した元日本代表の大畑大介さん(45)ら85人が登場する。24日の篠山城跡三の丸広場(丹波篠山市)では紀平選手のほか、タレントの間寛平さん(71)や武井壮さん(48)、漫談家の浜田祐太郎さん(31)=神戸市須磨区出身、ロンドン五輪柔道銀メダリストの杉本美香さん(36)=伊丹市出身=ら117人が走る。
 一方、県実行委は3人が辞退した理由について、篠原さんは「県市をまたぐ移動をすれば医療関係者の負担が増えてしまう」、安田さんは「(出身地の)尼崎での走行がなくなったため」と公表。さかなクンは動画投稿サイトのユーチューブで「感染対策をしっかりして乗り越えるのが今一番すべきこと」と語った。篠原さんに代わり、フェンシングのホープ西岡瞳さん(15)=三田市=が24日に走る。安田さん、さかなクンの代役は立てない。
 県内の聖火リレーは両日、公道での走行を中止し、無観客で実施する。(井川朋宏)

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