サンテレビ40年ぶり移転 新社屋で番組制作を開始 

2021/05/31 21:21

新社屋で初の撮影があった「NEWS×情報 キャッチ+(プラス)」。(左から)木内亮アナウンサー、小林祐梨子さん、ミサイルマン西代さん=神戸市中央区東川崎町1、サンテレビ(撮影・中西幸大)

 サンテレビが31日、JR神戸駅前の新社屋(神戸市中央区)で番組制作業務を開始した。同局にとっては40年ぶりとなる移転事業で、建物は昨年12月に完成。ポートアイランドの本社で放送を継続しながら、準備を進めてきた。この日放送された情報番組は新スタジオで初撮影。同局の移転や今後の抱負をテーマに、番組アナウンサーが話した。 関連ニュース 緊急事態宣言の再延長で規制緩和 兵庫県内の主な店舗や文化施設の対応 西宮、姫路の大規模会場は21日接種開始 予約は10日から 新型コロナワクチン 西宮市で2人感染、2人死亡 新型コロナ

 同テレビは1969年、同市長田区で放送を始め、81年にポートアイランドへ移転。阪神・淡路大震災で被災し、1週間、CMなしで震災情報を発信した。その経験を生かし、災害に強い放送局を目指して移転を決めた。
 新社屋は、地上12階建ての「神戸駅前JUSTスクエア」の1~4階を使用。2階のスタジオには報道部が隣接し、災害や事件、事故対応を充実させた。6月中旬に全部門の移転を完了する。
 午後5時からの「NEWS×情報 キャッチ+(プラス)」は新しいセットやカメラを使用。木内亮アナウンサーが「新たな一歩を踏み出し、地域に寄り添い、密着した情報を届けたい」と抱負を述べた。またゲストのお笑い芸人「ミサイルマン」の西代さんがロビーや通路を歩く様子を中継し、新社屋を紹介した。(金井恒幸)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ