巨木の純白、山頭で涼しげ 神戸・摩耶山天上寺のヤマボウシ

2021/06/07 12:05

緑が広がる山上で真っ白に輝くヤマボウシ=神戸市灘区摩耶山町、摩耶山天上寺

 神戸市灘区の摩耶山頂近くにある摩耶山天上寺で、ヤマボウシの高木が真っ白に色付き、深緑に彩りを添えている。 関連ニュース 【動画】新緑に降り積もった雪? 摩耶山でヤマボウシ見頃 樹齢160年のヤマボウシ見頃 摩耶山天上寺 初夏の住宅街にヒメボタル 愛のまたたき、夜彩る

 ミズキ科の落葉高木で、同寺にある木は高さ約12メートル。樹齢は推定160年という。2014年に「市民の木」に指定されるなど長く親しまれてきた。
 花びらのように見える白い部分は「苞」という葉が変化したもの。同寺では5月終盤から見られ始め、6月に入って雪をかぶったように全体が真っ白になった。6月中旬ごろまで眺めを楽しめそうだという。
 伊藤浄舟副住職(46)は「今年は苞の数が多い『当たり年』。ぜひ美しい間に見に来ていただきたい」と話した。拝観時間は午前9時~午後5時。摩耶山天上寺TEL078・861・2684
(秋山亮太)

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