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住宅街の薄闇で明滅するヒメボタル=14日夜、川西市加茂2(8秒間露光)
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住宅街の薄闇で明滅するヒメボタル=14日夜、川西市加茂2(8秒間露光)

 ヒメボタルの求愛行動が、兵庫県川西市加茂2の住宅街にある竹やぶでピークを迎えている。民家の明かりがほのかに漏れる午後8時前、地上で雌が光り始めると、雄も呼応するように薄闇を浮遊。黄金色のまたたきが初夏の夜を彩っている。

 ヒメボタルは、水辺を好むゲンジボタルと違って陸地で暮らし、光線は描かずにチカチカと明滅する。体は10ミリ未満と小さく、飛べない雌は草むらにいて、飛んでくる雄を待つ。

 川西自然教室の田中廉代表(74)によると、加茂地区では住宅地の拡大などの影響で生息地は減っているが、今も丘陵地の周辺など数カ所で姿が見られる。今年は例年より出現するのが早かったため、見頃は20日ごろまでとなりそうだ。

 田中代表は「環境の変化でパタッと姿を消すこともある。いつまでも愛(め)でられるように見守りたい」と話す。(大田将之)

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