サンテレビが本社移転 神戸駅前の新社屋から放送スタート

2021/06/14 14:50

JR神戸駅前のサンテレビジョン新本社=14日午前

 サンテレビジョンは14日、神戸市中央区のJR神戸駅前に建設した新社屋への本社移転を終え、新社屋から放送を始めた。本社移転は1981年以来40年ぶり。阪神・淡路大震災を教訓に「災害に強い放送局」を目指し、対策を充実させた。 関連ニュース 神戸で新たに16人感染、1人死亡 新型コロナ 神戸市で新型コロナ変異株、初めて「デルタ株」確認 神戸で新たに8人感染、2日連続で1桁 新型コロナ

 新本社は昨年12月に完成した12階建てビルの1~4階を使用。ポートアイランド(同区)の前本社で放送を継続しながら、ことし5月末に番組制作部門が先行移転していた。
 サンテレビは69年、神戸市長田区に開局し、81年にポートアイランドに移転。95年1月17日の阪神・淡路大震災で被災したが、発生当日から1週間、CMなしで震災情報やニュースを伝え続けた。新本社には、大規模災害などで電力供給が止まっても自家発電で連続72時間放送ができるだけの燃料タンクを備えた。

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