重症用の病床使用率41・9% 兵庫県、新型コロナ

2021/06/15 17:26

神戸新聞NEXT

 兵庫県は15日、新たに44人が新型コロナウイルスに感染し、4人が死亡したと発表した。直近1週間(9~15日)の新規感染者は1日平均40・7人となり、33日連続で減少した。 関連ニュース 「医療崩壊した」 重症病床からあふれた患者 神戸大病院部長、宣言解除に慎重 感染リスク高い自宅療養者の往診「使命感だけでは限界」 葛藤に苦しむ医師たち 「アイドルは心の栄養」 精神科医が熱く語る

 新規感染者は発表自治体別に、神戸市=16人▽姫路市=6人▽尼崎市=4人▽西宮市=8人▽明石市=2人▽県所管=8人。
 県所管では、クラスター(感染者集団)が発生していた龍野健康福祉事務所管内(たつの市、宍粟市、太子町、佐用町)の病院で、入院患者1人の感染が判明し、累計の感染者は15人となった。
 死者は県所管で70代男性3人、神戸市で1人が確認された。県内の累計で、感染者は4万578人、死者は1263人となった。
 15日午前0時時点で、全入院患者の病床使用率は29・1%、重症用の病床使用率は41・9%となり、前日よりやや下がった。自宅療養者は前日から45人減って92人となり、「自宅療養ゼロ」方針を撤回した4月9日以降、初めて100人を下回った。入院調整中の患者も10人減って16人となった。(井川朋宏)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ