モリアオガエル、恋の季節→産卵 水辺の樹上、しがみつく雄 神戸・六甲山
2021/06/22 13:40
雌の背中に雄が抱きつき、まるで宇宙遊泳のように水面を漂うモリアオガエルのペア=神戸市北区山田町下谷上(撮影・吉田敦史)
兵庫県版レッドリストで絶滅危機が増大しているBランクに指定されているモリアオガエルが、神戸市内など各地で産卵のピークを迎えている。水辺の樹上で1匹の雌に複数の雄がしがみつき、白い泡状の卵塊を作っている。
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日本の固有種で、本州のほぼ全域に分布する。体長4~8センチで、アマガエルに似た青緑色。水面上に枝が伸びた池などが産卵に適しており、そうした場所の保全や、捕食動物アライグマの侵入をいかに防ぐかが重要となっている。
神戸市北区の六甲山中にある池では深夜、雄の「クククク」「ココココ」という鳴き声が辺りを包む。枝先に雌が現れると雄が群がり、産卵が始まる。卵を守る粘液を雄が後ろ脚でかき混ぜ、数時間かけて卵塊を作っていく。
1週間ほどでふ化し、オタマジャクシは水面に落ちて育つ。(吉田敦史)