神戸で生まれ、育った2人 阿部兄妹の歴史的快挙、ここから
2021/07/27 21:38
神戸ルミナリエを訪れた1歳の阿部一二三(左)と3歳の兄勇一朗さん=1998年12月、神戸市中央区(家族提供)
連日熱戦が続き、メダルラッシュに沸く東京五輪。ともに神戸市兵庫区出身で五輪に初出場した柔道男子66キロ級の阿部一二三(23)=パーク24=と、妹で女子52キロ級の阿部詩(21)=日本体育大=による同日金メダル獲得は歴史的快挙となりました。
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日本オリンピック委員会によると、性別の異なる日本のきょうだいの五輪メダリストは夏冬を通じて初めて。詩は五輪の男女全階級を通じ唯一、日本に金メダルがなかった女子52キロを制しました。
また、兵庫県出身選手による個人競技の五輪金メダルは1984(昭和59)年のロサンゼルス五輪柔道男子60キロ級の細川伸二(宍粟市出身)と同65キロ級の松岡義之(福崎町出身)以来9大会ぶり、実に37年ぶりの偉業。兵庫県は「誉(ほまれ)賞」、神戸市は「神戸栄誉賞」を贈ることを決めています。
神戸で生まれ、育った2人。3年後のパリ五輪に向け、新たな挑戦が始まります。