ワクチンの予約が殺到 小野市の集団接種、千人分が10分でいっぱいに 急きょ600人分を追加

2021/08/26 20:05

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 9月25日に新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場を閉鎖する兵庫県小野市が25日、約千人分の予約を受け付けたところ、開始から10分で全ての予約枠が埋まった。個別接種を行う市内医療機関にも問い合わせが殺到しているという。急激な感染拡大が背景にあるとみられ、市は600人分の追加予約枠を設け、27日午前9時から予約受け付けを始める。 関連ニュース 【詳報】兵庫県で1007人感染 累計6万人超「異例の急増」、入院848人過去最多 兵庫県の自宅療養、初の4000人超え 1週間1000人増ペース 感染者の6割に ワクチン「打たぬ選択ない」免疫学の第一人者、慎重姿勢を一転 データで安全確信

 未接種の市民からは不安の声が上がる。今回、予約ができなかった30代の男性会社員は「接種はしたくなかったが、デルタ株の感染力を見て考えが変わった」とし、「のんびりしていた自分も悪いが、集団接種会場を来月に閉めるのは急過ぎる」と話す。
 市によると、27日から始まる600人分の接種が終了すると、12歳以上の市民の77%が1回目の接種を終える計算になるという。
 市の担当者は「集団接種の受け付けは27日分で終了するが、9月の個別接種の予約枠もまだ空きがある。10月以降も個別接種はできるので落ち着いて予約を」としている。
 追加の集団接種の日程(1回目)は9月2日(午後、夜間)。30人分の妊婦優先枠も設ける方針で、妊婦の希望者はコールセンターに直接電話する。TEL0794・70・8190(杉山雅崇)

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