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 兵庫県は26日、新たに1007人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者が千人を超えるのは3日連続。県内の累計感染者は6万969人となり、6万人を超えた。また9~15日の1週間で、感染力が強いデルタ株が疑われる県内の陽性者が新たに1102人判明し、変異株の検査数に占める割合は81%を占めた。県の担当者は「若い世代の感染が止まらず、異例の早さで急増している」とした。

 新たに明石市で70代の男性が死亡も確認され、県内の累計死者数は1334人となった。

 26日の新規感染者は発表自治体別で、神戸市=307人▽姫路市=114人▽尼崎市=140人▽西宮市=130人▽明石市=56人▽県所管分=260人。

 26日午前0時の時点で、入院患者は848人と過去最多を更新。うち重症者は65人で、病床使用率は68・5%、重症用病床使用率は45・7%になった。自宅療養者も過去最多の4466人となり、入院調整中の患者は980人だった。

 県龍野健康福祉事務所管内では、既にクラスター(感染者集団)と確認された県立高校の運動部と、製造工場で新たな感染が判明。兵庫県警は、尼崎北署で留置場の収容者と署員計12人の感染を明らかにした。

 県は27日から、12カ所目の宿泊療養施設を神戸市内に開設。確保する部屋数は248室増えて1723室となる。

 一方、県内では9~15日、新型コロナウイルス患者のうち、インド由来で感染力が強いデルタ株が疑われる陽性者は1102人確認された。1週間でデルタ株疑いの陽性者が千人を超えるのは初めて。前週(886人)より200人以上増え、変異株の検査数に占める割合は81%で、デルタ株への置き換わりがさらに進んだことが示された。

 また神戸市は16~22日の1週間でデルタ株の疑いがある新規陽性者が776人確認されたと発表。検査数に占める割合は88・9%と、9割近い数値となった。

 公表された県内のデルタ株感染者(疑い含む)は、15日までに累計2409人(うち神戸市1083人)となった。(高田康夫、小谷千穂)

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