【詳報】兵庫県で新たに1024人感染 3日ぶり千人台に 病床使用率は70%超す

2021/08/31 19:50

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 兵庫県は31日、新たに1024人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。死者の公表はなかった。1日当たりの新規感染者が千人を超えるのは3日ぶり。直近1週間(25~31日)の新規感染者は1日平均938・9人となり、3日連続で減少。新規感染者数の前週比でも、7月以降の「第5波」で初めて1倍を切り、0・97倍となった。 関連ニュース 兵庫県、アストラ製ワクチン接種へ 9月中旬から姫路と神戸で 【速報】神戸の8月コロナ新規感染者 単月で過去最多に 「休校の方が感染拡大に懸念がある」不安抱えながら対面授業へ 兵庫県

 30日(31日午前0時)時点で、入院患者は前日比21人増の875人、うち中等症以下は802人で、いずれも過去最多となった。全入院患者の病床使用率は70・7%となり、5月25日以来3カ月ぶりに70%を超えた。重症者は前日比2人増の73人で、重症病床の使用率は51・4%。
 新規感染者は発表自治体別に、神戸市=377人▽姫路市=106人▽尼崎市=121人▽西宮市=97人▽明石市=51人▽県所管=272人。年代別では、10歳未満=101人▽10代=167人▽20代=203人▽30代=164人▽40代=206人▽50代=104人▽60代=44人▽70代=23人▽80代=11人▽90歳以上=1人。40代が最多となり、20~40代で全体の半数以上を占めた。
 県所管では、新たにクラスター(感染者集団)が2件発生した。伊丹健康福祉事務所では、新型コロナの疫学調査のため民間から派遣されていた40~50代の女性職員5人が感染。中播磨健康福祉事務所管内の児童福祉施設で、利用した10歳未満の男女5人と、40代の女性職員1人の計6人が感染した。
 西宮市は29日に発表した感染者1人を取り下げ、県内の累計で感染者は6万5446人となり、死者は1339人で変わらない。
 県感染症対策課の西下重樹課長は「全国的傾向とともに、感染状況は少し収まりつつあるが、まだまだ患者は多い。第4波のようにピークを過ぎた後、入院患者や重症者が増える懸念もある」とし、警鐘を鳴らした。
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