公用車センチュリー解約、清算金は700万円超 兵庫知事「長期的にはプラス」

2021/09/03 11:45

兵庫県議会議長が使用する公用車。県知事も同型=2020年10月、兵庫県庁

 兵庫県の斎藤元彦知事が7月の知事選で見直しを掲げていた知事公用車「センチュリー」について、解約に伴う清算金が知事、県議会議長の2台で計700万円超になることが3日、県への取材で分かった。7日にも契約を打ち切る方針で、斎藤知事は神戸新聞の取材に「費用はかかるが、長期的には解約がプラスになると判断した」と語った。 関連ニュース センチュリー「解約に向け調整中」 新たな公用車はワンボックス 就任1カ月の兵庫県知事 市長専用車に“一番人気”の「クラウン」を選ばず「カムリ」を選んだ訳 知事らの車、高級車センチュリーに“格上げ”リース料2倍超に

 知事公用車に使用されてきたトヨタの最高級車センチュリーは、議会議長の公用車を含めた2台でリース契約。リース料は月額約50万円、7年間で計約4200万円に上り、県議会などから「費用が多額」と批判を受けた。
 斎藤知事は8月1日の就任後、職員用公用車のワンボックス車「ヴェルファイア」で登庁を続けており、新しい知事公用車もワンボックス車にしたい考え。
 県によると、知事と議長の公用車に関する契約の入札は10月以降になるという。(金 旻革)

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