兵庫県の斎藤元彦知事が7月の知事選で見直しを掲げていた知事公用車「センチュリー」について、解約に伴う清算金が知事、県議会議長の2台で計700万円超になることが3日、県への取材で分かった。7日にも契約を打ち切る方針で、斎藤知事は神戸新聞の取材に「費用はかかるが、長期的には解約がプラスになると判断した」と語った。
知事公用車に使用されてきたトヨタの最高級車センチュリーは、議会議長の公用車を含めた2台でリース契約。リース料は月額約50万円、7年間で計約4200万円に上り、県議会などから「費用が多額」と批判を受けた。
斎藤知事は8月1日の就任後、職員用公用車のワンボックス車「ヴェルファイア」で登庁を続けており、新しい知事公用車もワンボックス車にしたい考え。
県によると、知事と議長の公用車に関する契約の入札は10月以降になるという。(金 旻革)









