リース代批判の公用車センチュリー 県が7日解約
2021/09/07 11:58
兵庫県議会議長が使用する公用車。県知事も同型=2020年10月、兵庫県庁
兵庫県は7日午前、知事・県議会議長の公用車「センチュリー」2台を同日付で解約すると発表した。新たな知事公用車はワンボックス車を条件に入札する方針で、センチュリーを乗り続けた場合と比べて約700万円の経費削減効果が見込まれるという。
関連ニュース
市長専用車に“一番人気”の「クラウン」を選ばず「カムリ」を選んだ訳
公用車センチュリー解約、清算金は700万円超 兵庫知事「長期的にはプラス」
知事らの車、高級車センチュリーに“格上げ”リース料2倍超に
県の発表によると、解約に伴う清算金は2台で計約770万円。内訳は知事の車が約240万円で、議長の車は走行距離が長かったため約530万円となった。
国産の最高級車であるセンチュリーについては、県が2019年8月に7年間のリース契約でレクサスから変更した。2台分の経費は月額計約50万円で、総額約4200万円。県議会などから「費用が多額」と批判の声が上がり、7月の県知事選で初当選した斎藤元彦知事は見直しを掲げていた。
県は、新たな公用車のリース料を1台当たり月額10万円以下に設定して入札を行う。導入は来年2月を見込む。経費削減効果は知事の車で少なくとも約700万円、議長の車で約400万円と見積もっている。
斎藤知事は就任後、職員用のワンボックス車で公務を続けている。(金 旻革)