兵庫県、コロナ病床120床上積みへ 神戸・阪神間 中等症などに対応
2021/09/08 12:27
斎藤元彦知事
兵庫県の斎藤元彦知事は8日午前、神戸新聞社などの取材に応じ、県内で1237床を確保している新型コロナウイルス対応病床について、神戸・阪神間などでさらに120床程度増やすめどが立ったことを明らかにした。重症病床は含まず、中等症などに対応する。同日午後の定例会見で発表する。
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8月30日には神戸・阪神間を中心に、9月上旬にも30~40床程度を確保する見通しを発表したが、それを含め現状から120床程度上積みする。斎藤知事は「重症化予防には中等症・軽症への対処が大事。大きな前進だ」と述べた。
県内では、9月に入って新規感染者数が減少傾向にあるが、7日午前0時時点で病床使用率は73・9%、うち重症病床は58・4%と、「ステージ4」(爆発的感染拡大)の状態が続く。
一方、県内に発令されている緊急事態宣言は12日に期限を迎える。斎藤知事は政府が延長する地域を検討していることに触れ、「まだ連絡は来ていないが、たぶん(兵庫は)延長になるだろう」との見通しを示した。週内に対策本部会議を開き、方針を決める。(大島光貴)
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