酒類禁止・時短要請応じず 居酒屋やキャバクラ52店舗に命令 兵庫県

2021/09/10 20:49

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は10日、酒類提供禁止や営業時間短縮の要請に応じていない飲食店など52店舗に対し、新型コロナウイルス対応の改正特別措置法に基づき要請に応じるよう命令する文書を郵送した。飲食店への命令は初。応じない場合は13日以降に神戸地裁に通知し、30万円以下の過料を科す方針。 関連ニュース 新型コロナ死者のワクチン接種歴は公表取りやめに 西宮市 重症化抑える「カクテル療法」兵庫の81病院以上で開始 医療現場は効果に手応え 学童保育でクラスター、小学校は休校や学級閉鎖せず 感染懸念で欠席200人の日も

 県は8月2日のまん延防止等重点措置の適用後、神戸や姫路市など県内の一部エリアで酒類提供禁止を要請。同20日以降は、緊急事態宣言の発令を受けて県内全域の飲食店などに午後8時までの時短営業と酒類提供の禁止を要請してきた。
 県内の約2万7800店舗のうち、県は酒類提供禁止や時短営業に協力していない店舗を指導。だが、10日時点で神戸、姫路、尼崎、西宮、明石、伊丹、加古川市などの居酒屋やキャバクラといった52店舗が応じていないという。
 特措法に基づく命令を出した店舗名については「かえって利用客が集まってしまう恐れがある」として公表しない。(金 旻革)
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