誤って濃度が足りないコロナワクチン接種 神戸市

2021/09/22 12:46

神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は21日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場1カ所で、誤って濃度が足りないワクチンを6人に打つミスが起きたと発表した。6人を特定できないため、同じ時間帯に接種した37人の抗体を検査して対象者を見つけ、再度接種を行う。市は「濃度不足のワクチンによる健康への影響はない」としている。 関連ニュース ワクチン接種会場で劇薬紛失 アナフィラキシーショック用、アンプル1本 盗難の可能性も ワクチン「今は打たない」「まだ見送る予定」ママたちが選択する理由 接種をめぐるリアル体験談 異物混入のファイザー製ワクチン 神戸市でも同じロット番号を使用

 18日午後4時半~5時に垂水区文化センター(同区日向1)で接種を受けた37人。ワクチン原液の希釈に使い、希釈後の液が少し残った小瓶を薬剤師が再び使ったため、2度薄めたワクチン液が6人分の注射器に補充され、打たれたという。
 市は37人に謝罪。1回目の接種だった22人には2回目時に、2回目接種だった15人には個別に抗体検査を行うと伝えた。(初鹿野俊)
【兵庫のコロナ情報】←最新のコロナニュースはこちら

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ