河野氏「テレワーク減税を」 一極集中是正へ意欲

2021/09/25 05:30

地方活性化策などを語った河野太郎行政改革担当相=国会記者会館(撮影・今福寛子)

 自民党総裁選に立候補している河野太郎行政改革担当相が24日、東京・永田町で神戸新聞社など地方紙11社の合同インタビューに応じた。河野氏は東京一極集中是正の鍵としてテレワークを挙げ、「『テレワーク減税』ぐらいのことを真剣にやらなきゃいかん」と推進に意欲を示した。 関連ニュース 河野太郎氏「野党主張のゼロコロナはできない」衆院選控え兵庫で熱弁 兵庫県の党員票は河野氏トップ、次いで高市氏 自民総裁選 自民党総裁選 兵庫県連の得票は河野氏トップ 高市氏、岸田氏、野田氏の順で続く

 河野氏は「一極集中是正は日本経済の最優先事項」と強調。第5世代(5G)移動通信システムの整備に国として力を入れ、オンラインの教育や診療を充実させることが地方活性化につながるとした。
 神戸新聞が提言している「防災省創設」については、防災担当相の経験を踏まえ「かえって(災害対応に)効果がない」と反対。熊本地震を例に「中国、四国地方への食料の出荷を抑えて九州に回すなどの対応に、各省と業界との普段の付き合いが役立った」と説明した。一方で「大事なのは防災職の養成」とし、省庁や地方自治体を移りながら継続的に防災を担当する専門家の必要性を指摘した。
 また、「おふくろが神戸(出身)なんで、僕はハーフ兵庫県です」と相好を崩し、兵庫への愛着をアピールした。(永見将人)

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