酒類提供、2カ月ぶり解禁 生ビールで乾杯「最高にうまい」

2021/10/01 20:45

感染対策を徹底した飲食店でビールを楽しむ人たち=1日夜、神戸市中央区下山手通2(撮影・辰巳直之)

 兵庫県の新型コロナウイルス緊急事態宣言解除を受けて1日、県内全域の飲食店内での酒類提供が約2カ月ぶりに解禁された。神戸・三宮の繁華街では早速、多くの居酒屋などが営業を再開。冷えたジョッキで乾杯する姿が見られた。 関連ニュース 【写真】おいしい生ビール、陰で支える「0・7センチのスポンジ」 「グラスを売っているんだよ」 酒類の提供自粛要請が出されていた中、お店の“苦肉の策”にモヤモヤ 「これまで会うのを我慢してきたのだから、大丈夫だろう」お酒を振る舞う焼き肉パーティーに呼ばれたが

 県は21日までの措置として、時短営業を要請。感染対策の適正店に認証された店は、午後8時半まで酒類提供ができる。
 JR三ノ宮駅近くの居酒屋「有味庵」は、全18席を半分に間引いて営業を再開。この2カ月は家飲みで我慢したという会社経営の石井進一さん(62)=神戸市西区=は、サンマの刺し身をあてに生ビールで喉を潤した。「最高にうまい。自粛中は夜8時で寝ることもあった。気持ちが晴れる」と笑顔だった。
 店主の三木一典さん(61)は「学生時代の夏休みかと思うぐらい(休業が)長かった。宣言の繰り返しはごめん。感染対策を徹底し、おいしい料理と酒を提供したい」と話していた。(井上太郎)
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