<明日を選ぶ> 神戸新開地・喜楽館館長補佐 落語家・桂三ノ助さん
2021/10/16 14:41
桂三ノ助さん
■「文化施設への誘導策を」
関連ニュース
兵庫県内のマンション発売戸数、2カ月連続増 投資用マンションが全体押し上げ 11月
神戸で活躍、ウナギ焼き職人は28歳の米国人 アニメに導かれ来日5年、絶妙技にファンも
兵庫県の推計人口533万6139人 6カ月連続で減少、11月1日時点
上方落語の定席「神戸新開地・喜楽館」(神戸市兵庫区)は、開館して満3年が過ぎました。1年目の観客数は定員の約6割でしたが、コロナ禍で昨年3月から約4カ月、今年も4月下旬から約1カ月半、休演しました。昨年7月の再開からは客席を約半数に抑えているのですが、それすら満席にならない日があります。
財政難を乗り切るため寄付制度を作り、10月から高齢者施設を対象に配信サービス「元気寄席」を始めました。中高年のファンが多い落語ならではの笑いの力で、お年寄りを元気づけたい-との思いからです。
行政に求めたいことは、飲食店の認証制度のように、「感染対策を徹底している演芸場は安全安心な場所」と確認し、伝えてくれること。「Go To 演芸・文化」という感じで、喜楽館など文化施設への誘導策も進めてほしいです。
ワクチン接種が進んだのに客足が回復しないのは、「演芸場は安心」との信頼感がまだ不十分だからだと思います。コロナ禍で笑いの重要性が再認識されました。少しでも早く満席に戻し、お客さんに心の底から笑ってもらいたいです。(金井恒幸)
【バックナンバー】
■NGO外国人救援ネット相談員・草加道常さん
■近畿タクシー社長・森崎清登さん(68)