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草加道常さん
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草加道常さん

■安全網からこぼれる人々救済を

 妻からの家庭内暴力に苦しむパキスタン人男性や、解雇されたフィリピン人女性…。元々立場の弱かった外国人が、コロナ禍で追い詰められています。

 2020年度の相談件数は138件。出入国が制限されたためか、19年度より微減でした。ただ、内容は深刻化しています。

 昨春は母国に帰国できない人や、特別定額給付金の相談が相次ぎました。今、目立つのは生活困窮です。病気を抱えたまま失職し、明日の食事を求める人も。「倒れて働けなくなれば、死ぬしかないのか」と。

 見渡せば、介護施設やコンビニなどで働き、私たちの生活を支えるエッセンシャルワーカーの外国人も増えています。それでも、生活保護の対象は限られた在留資格者のみ。日本で暮らす約300万人のうち、半数がセーフティーネットからこぼれ落ちています。

 貧困や格差が広がれば、排他的な感情が高まります。外国人は攻撃の対象になりやすい。個人や民間の力だけでは解決できない問題もあります。行政による支援や保障は欠かせない。労働力として受け入れるのなら、国も浮き彫りになった課題に改めて目を向けるべきです。(末永陽子)

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