選管が受け付けミス、17歳が衆院選「期日前投票」 市川町

2021/10/27 11:05

市川町役場=兵庫県市川町西川辺

 兵庫県市川町選挙管理委員会は27日、衆院選兵庫12区(西播磨など)の期日前投票で、選挙権のない17歳の女性の票を誤って受け付けたと発表した。女性は投票日までに18歳になるが、投票した26日時点では17歳だったため期日前投票は認められていなかった。 関連ニュース 投票用紙仕分け台でお菓子食べる 私物持ち込み禁止の選挙開票所バイト職員 選挙啓発にタレント起用、神戸市長選は山之内すずさん 話題性アップも、投票率は? 選挙のたびにミス相次ぐ西宮市、15年で18件 今回も深刻なトラブル 担当者「なぜこんな…」

 町選管によると、こうしたケースでは本来、不在者投票で受け付ける必要がある。期日前と違い、不在者投票はいったん票を預かった上で、投票日当日に投票箱へ票を入れるため、認められているという。
 町によると、誤りがあったのは小選挙区。女性は26日午後5時45分ごろ、町役場内の期日前投票所を訪れた。受け付けの際、専用の端末にエラー表示が出ていたが、選管側の対応が遅れ、女性は小選挙区の投票を済ませた後に呼び止められたという。
 票の特定は難しく、町選管は有効票として扱う。比例代表と最高裁裁判官の国民審査は、不在者投票に切り替えたという。
 町選管の担当者は「期日前投票所の職員への研修が不十分だった。再発防止に努める」としている。(井上 駿)
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