欠けた月と2羽のコウノトリ、絵になる共演
2021/11/19 21:25
ほぼ皆既月食となった月。地上では2羽のコウノトリが暮れた田園を眺めていた=19日午後6時7分、豊岡市百合地(撮影・秋山亮太)
月が地球の影に入り、一部が欠けたように見える「部分月食」が19日夜、全国各地で観測された。今回は月の直径の97・8%までが影に入りこむ「限りなく皆既に近い部分月食」で、多くの人が空を見上げ、珍しい天文ショーに見入っていた。
関連ニュース
ウルフ、コールド、ストロベリー 満月の呼び名いつから広まった?
お面に黒留袖…ハロウィンに現れた「狐の嫁入り」に世界がwow!! 「これぞ日本の仮装」「椎名林檎感ある」
神秘的な日の出「サンピラー」? つかの間の光のショー
兵庫県内では晴れた場所も多く、影の部分が「赤銅色」になった月の姿が確認できた。豊岡市百合地では、月と、国の特別天然記念物コウノトリが共演するシーンも。田畑に立つ人工巣塔で羽を休める2羽のコウノトリの間に、月食のピークを迎えた月の姿が浮かび上がった。(秋山亮太)