兵庫県で507日ぶりに感染者ゼロ 「県民の行動や医療関係者の努力が実った」

2021/11/22 20:00

兵庫県内で新型コロナウイルスの新規感染者がゼロになったことを発表する県感染症対策課の西下重樹課長=22日午後、県庁

 兵庫県は22日、新型コロナウイルスの新たな感染者がいなかったと発表した。県内で新規感染者が0人になるのは昨年7月3日以来、507日ぶり。17~21日と5日続けて1桁台が続き、直近1週間平均の感染者数も4・9人と、同7月14日以来、5人を割り込んだ。 関連ニュース 今秋以降にコロナ感染者激減 専門家「学者が一番なぜだろうと思っている」 「感染者数下げ止まり、しばらく続くのでは」過去の流行と違い分析 兵庫県対策担当者 兵庫のコロナ感染者、実際は2・5倍か 神戸大調査

 昨年10月までの第2波以降は1週間平均の感染者数が20人前後までしか下がらずに再拡大を繰り返した。今年7月からの第5波では過去最多の1088人を8月18日に記録。その後は緊急事態宣言を経て、10月から減少傾向が続いていた。
 県感染症対策課の西下重樹課長は、新規感染者数が一人も確認されなかったことについて「県民の感染対策行動や事業者の協力、医療関係者の努力が実ったものだ」と説明。接種率が74・76%(今月21日時点)に達したワクチンの効果も認めた。
 今後、クリスマスや忘年会、年末年始の帰省シーズンを迎える。西下課長は「マスクの着用や3密対策、十分な換気が重要。飲食店は感染リスクの高い場面であることに変わりはなく、対策が取れているお店で感染対策に気を付けて飲食してほしい」と引き続き呼び掛ける。(大島光貴)

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