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「感染者数下げ止まり、しばらく続くのでは」過去の流行と違い分析 兵庫県対策担当者

2021/10/27 18:20

 兵庫県の新型コロナウイルス感染者数(1週間平均)はこの10日間、25人程度で推移し、「底」を打った状態になっている。過去2回の流行では10日間ほど下げ止まった後、リバウンドが始まったが、兵庫県感染症対策課の西下重樹課長は「今回はワクチンが行き渡ってきており、(下げ止まりの状態が)ある程度、続くのではないか」と分析している。

 第5波は8月下旬に1週間平均が千人近くでピークを迎えてから急速に減少し、今月16日に30人を切った。だが翌17日、解除後初めて増加に転じると、その後は横ばいの状態になった。

 第3、4波のピーク後に最も減少したのは平均で20人前後だった。そこから横ばいの後に上昇へと転じ、次の波への起点となった。第5波では、9月中旬から約1カ月間は前週比で0・5倍前後のペースで急減したが、今月22日以降0・7~1・0倍に鈍化した。

 西下課長は「社会経済が動いている限り、感染者が0人になるのは難しい。行動のたがが外れれば海外のように再拡大の可能性はある」として、感染対策の徹底を呼び掛けている。(井川朋宏)

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