2023年G7サミット、姫路市と兵庫県が関係閣僚会合を誘致へ 外相会合を本命に
2021/12/19 19:42
G7関係閣僚会合の誘致をアピールする(右から)齋木俊治郎・姫路商工会議所会頭、斎藤元彦・兵庫県知事、清元秀泰・姫路市長、姫路お城の女王の竹内瞳さん=19日午前、姫路市本町
兵庫県の斎藤元彦知事と姫路市の清元秀泰市長は19日、2023年に国内で開催予定の先進7カ国首脳会議(G7サミット)について、関係閣僚会合の誘致を目指すと表明した。外務大臣会合の開催を本命にしつつ、保健大臣会合の開催も視野に入れる。20日に計画書を国に提出する。
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斎藤知事らは世界遺産・国宝姫路城で共同記者会見し、開催年が遺産登録から30周年の節目にあたるとPRした。今年9月にJR姫路駅東側に開業した市文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」を主会場として想定し、姫路商工会議所とも連携する。
清元市長は同市に全国の空襲犠牲者を悼む慰霊塔があることを例に挙げ、「姫路は平和や古き文化を守り、未来へつなげてきた」とアピール。斎藤知事は25年の大阪・関西万博を踏まえ「誘致が実現すれば国際都市のイメージが印象付けられ、兵庫や姫路を訪れる人が増える」と期待した。
過去のG7関係閣僚会合では、16年に神戸市で保健大臣会合が開かれた。23年に向けては大阪府と堺市、滋賀県と大津市などが既に開催へ名乗りを上げている。(田中宏樹)