「たくさんの場所でライブを」宮本佳林、ソロとして新たな一歩 初シングルをリリース

2021/12/24 14:13

ファーストシングルをリリースし、今後の抱負を語る宮本佳林=神戸新聞社

 昨年12月、アイドルグループ「Juice=Juice(ジュース・ジュース)」を卒業した宮本佳林。グループのエースとして約8年活動し、舞台上での完璧なパフォーマンスやストイックさから「アイドルサイボーグ」と呼ばれてきた。12月には初ソロシングル「どうして僕らにはやる気がないのか(2021)/氷点下/規格外のロマンス」をリリース。歌手として新たな一歩を踏み出した。 関連ニュース 「プ女子」のハートつかむ「ドラゴンゲート」 イケメンだけじゃない、独自路線でファン獲得 「アイドルは心の栄養」 精神科医が熱く語る ゴマキが10年ぶり写真集 奇跡の36歳が放つリラックスした肢体 「今までの私よりもっとナチュラル」

 2013年、アイドル集団「ハロー!プロジェクト(通称・ハロプロ)」から、Juice=Juiceの一員としてメジャーデビュー。繊細な表現力と愛らしいビジュアルでグループを引っ張る傍ら、グループ所属の現役ハロプロメンバーとして初めてソロライブツアーも開催した。
 今回のソロシングルはトリプルA面。その1曲、「どうして-」は19年に配信した楽曲の新録だ。ロック調にアレンジされた直球のメッセージソングで、「大人になるとやる気が出ないときも、やる気のない態度はとれない。そんなモヤモヤしたときに聴いて元気を出してほしい」と力を込める。
 さらに終わりに向かう恋の切なさを歌うミディアムバラード「氷点下」と、恋愛感情の多様性を明るく肯定する「規格外のロマンス」を収録。ミュージックビデオではアイメークやネイルにこだわり、「現役時代より、ビジュアル面でも自分がやりたいことを実現した。うまく引けたアイラインも見てほしい」と笑う。
 ソロ活動に関しては、「ただ『寒いね』と言い合えるだけで気持ちが通じるメンバーがそばにいないのはさみしい」と打ち明ける。だが、「今まではメンバーに甘えてしまっていたけど、案外、1人だと取材でもしっかり話せるんだなと気づいた」と新たな一面も。「ファンの前に立つ時や、いただいた曲に向かう気持ちは一切変わらない。地方などたくさんの場所でライブをするのが目標」と誓った。(綱嶋葉名)

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