兵庫県、感染拡大の警戒度「フェーズ2」に引き上げ 新たに106人感染 

2022/01/06 20:30

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 兵庫県は6日、新たに106人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。100人を超えるのは昨年9月30日の109人以来で98日ぶり。直近1週間平均の感染者数が33・1人と20人を超えたため、県は感染拡大の警戒度を「フェーズ2」に引き上げ、入院病床を拡充するなど医療体制を強化する。 関連ニュース 「第6波の入り口」と知事 兵庫県、入院は中等症以上に オミクロン株への対応変更 【詳報】兵庫で新たに106人感染 3日12人→4日26人→5日59人、倍増ペースで推移 オミクロン株、国内で年明け流行か 「デルタ株より重症化しにくく」 水際対策「甘いとしか言いようがない」

 新規感染者数は前日の1月5日(59人)から倍近くに増加した。また、新たに20代男性のオミクロン株感染が判明。市中感染とみられるという。県内のオミクロン株感染者数は計14人となった。
 県は急増の背景を「オミクロン株の影響があると考えており、今後も増加し続ける恐れがある」と危機感をあらわにする。
 6日午前0時時点の病床使用率は6・4%(重症用1・4%)で、宿泊療養施設の使用率は0・9%。自宅療養者数は前日から6人増えて51人となっている。
 県はフェーズ2への移行により、現在運用する入院病床を約300床から約600床に拡充。病床の逼迫を回避するため、オミクロン株感染者は原則入院としてきた対応について、中等症以上に限って受け入れる。無症状・軽症者は宿泊療養施設を利用してもらい、濃厚接触者は自宅待機を基本とする。(金 旻革)
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