兵庫県が6日に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は、約3カ月ぶりに3桁となる106人に上った。3日は12人だったが、4日(26人)、5日(59人)と倍増ペースで推移している。
6日の新規感染者は自治体別で、神戸市=28人▽姫路市=4人▽尼崎市=10人▽西宮市=16人▽明石市=21人▽県所管分=27人。県内の累計感染者数は7万9117人となった。新たな死者や、クラスター(感染者集団)発生の公表はなかった。
また、オミクロン株の感染者は、新たに1人の感染が確認され、県内では計14人となった。ワクチン接種歴で分けると、2回接種は9人、1回接種は1人、接種なしは4人だった。
県の西下重樹感染症対策課長は「急増の背景にはオミクロン株の影響がある」と指摘。斎藤元彦知事は5日の会見で「第6波の入り口に入りつつある」との認識を示していた。(初鹿野俊、金 旻革)
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