神戸・六甲山に「1・17」の文字浮かび上がる 震災の記憶を次世代に

2022/01/11 21:14

神戸の市街地から望む山の斜面にともされた「1・17」の電飾=11日夜、神戸市中央区御幸通8から(撮影・吉田敦史)

 阪神・淡路大震災の教訓や記憶を次世代につなごうと、神戸市は11日夕、市街地から見渡せる六甲山系の堂徳山に「1・17」の電飾を加えた。震災から27年となる17日夜まで、「KOBE」の文字とともに明かりをともし、被災地を包む。 関連ニュース 「三宮センター街」再整備へ 「ジュンク堂」など入居のビル建て替え検討 「やっと居場所できたな」震災で母と姉失った男性、涙の報告 慰霊と復興の碑に名前追加 「僕、たぶん収監されるんですよ」 地域活性化の仕掛け人、塀の中で見る夢

 震災の風化を防ごうと3年前から実施。普段は絵柄が違う2種類の「北前船」と、「KOBE」を20分ずつ入れ替えているが、期間中は「KOBE」の下側に「1・17」を固定して点灯する。
 11~15日と17日は、日没から午後11時まで点灯。震災発生時刻の17日午前5時46分にも見られるように、16日は日没から夜通しで点灯し、17日の日の出(午前7時ごろ)まで、温かい光が街を照らす。(藤井伸哉)
【特集ページ】阪神・淡路大震災

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