新型コロナ、兵庫で２４８３人感染　病床使用率４１・６％に

　兵庫県は２０日、新たに２４８３人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。過去最多だった１９日の２５１１人から２８人減ったが、２日続けて２千人を超えた。直近１週間の１日平均新規患者数は１５３９・９人と過去最多を更新。西宮市での３件の取り下げを踏まえると、県内累計感染者数は９万２１７３人となり、９万人を突破した。 関連ニュース 新型コロナ第６波　際立つ子どもの感染拡大　２０代以下が全体の６割に　兵庫県 兵庫県が「まん延防止」国に要請へ　週内にも正式決定 オミクロン株、兵庫県が希望者全員に無料検査実施へ

　発表自治体別では、神戸市＝８９５人▽姫路市＝２４１人▽尼崎市＝２８３人▽西宮市＝３０６人▽明石市＝１２７人▽県所管分＝６３１人。西宮市で新たに１人の死亡が確認され、県内累計死者数は１４０２人となった。
　県は新たなクラスター（感染者集団）４件を公表。洲本健康福祉事務所管内の保育施設２カ所で園児と職員計２８人の陽性が判明したほか、三田市内の老人福祉施設で入所者と職員計２１人が感染。加東健康福祉事務所管内の小学校では児童と職員計６人の感染が分かった。
　２０日午前０時時点の入院患者数は５９０人と前日から５４人増え、病床使用率は４１・６％（重症用は２・１％）。宿泊療養者は１４０３人、自宅療養者は５２４５人で、いずれも過去最多となった。療養者合計の８５９１人も過去最多。
　県感染症対策課の西下重樹課長は「感染経路不明の人が半数ほどいるほか、さらなるクラスターが見込まれるため、まだ増える可能性が高い」との見通しを示した。（大島光貴）
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