酒類なしでは「商売ムリ」 協力金に差「事実上、時短か休業の2択」 兵庫県内の飲食店

2022/01/26 05:30

感染対策を徹底して営業を続ける予定の「大よし」=25日午後、神戸市垂水区神田町(撮影・秋山亮太)

 4回目となる新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が27日から適用される兵庫県。今回も飲食店への対策が軸になり、酒類提供の有無の選択制が新たに導入されるが、店主からは「(利益率の高い)酒類なしで商売は成り立たない」「事実上、時短か休業かの2択だ」と厳しい声が上がった。 関連ニュース 緊急宣言解除後、兵庫県内の飲酒運転摘発1・5倍に 10月、酒提供解禁が影響 「またか、もう何度目」回復途上の飲食やホテル業界から悲痛な声 兵庫「まん延防止」要請 無料PCR検査に殺到「ここまで感染増えるとは」 兵庫県が36市町250カ所で実施


 県内では措置が適用される27日~2月20日、十分な感染対策を講じていると認証した飲食店に、①終日酒類提供せず、午後8時まで営業②酒類を同8時半まで提供し、同9時まで営業-の選択制を採用。売り上げに応じ①は3万~10万円、②は2万5千~7万5千円の協力金を支給する。
 「うちは小さい店。常連客やアルバイトの給料を優先したい。そのために、酒類を提供し、協力金をもらう方を選びたい」
 時短に応じ、酒類提供を続ける方針を決めた居酒屋「大よし」(神戸市垂水区)を営む吉田富直さん(78)。今月5日にオープンした。ただでさえ正月明けの客足が伸びない時期なだけに「(時短は)ダブルパンチ」としつつ、「開店間もないので頑張りたい」と力を込めた。
 JR舞子駅近くの「飛騨牛炭火焼肉おおはし」(同市垂水区)は、対策を徹底した上で時短営業し、採算面から酒類提供は続ける予定。店主の藤田誠一郎さん(43)は「年末にかけて売り上げがコロナ前の7割程度に回復していた直後なので苦しい。協力金を上積みするなど新たな支援が必要ではないか」と求めた。
 神戸・三宮で居酒屋を営む男性(52)は、政府分科会の専門家による「人流抑制ではなく人数制限がキーワード」の言葉を挙げ、「人数制限でいけるなら、時短は必要ない。なぜ求められるのか疑問だ」と首をかしげた。(藤井伸哉、大橋凜太郎)
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