五輪向け「ゆづ」に熱いエール 羽生選手ファンの聖地、絵馬ずらり 神戸・東灘の弓弦羽神社

2022/01/28 11:30

けがを乗り越え、大舞台に臨む羽生結弦選手にエールを送る絵馬=神戸市東灘区御影郡家2、弓弦羽神社

 北京冬季五輪の開幕が1週間後に迫る中、神戸市東灘区御影郡家2の弓弦羽神社では、フィギュアスケート男子の羽生結弦選手(27)の活躍を祈る絵馬がずらりと並ぶ。「ゆづる」と読む社名から、羽生ファンの間では必勝祈願の聖地として定着しており、熱いエールが境内に満ちている。 関連ニュース 【別カット】全日本選手権で会心の演技を見せた羽生選手 【写真】大舞台に臨む羽生結弦選手にエールを送る絵馬 超大技「4A」に込めた願い フィギュア羽生「立ち向かっていかなければならない」

 弓弦羽の社名は全国でも珍しく、羽生選手は2010年以降、計4回参拝に訪れている。14年のソチ五輪、18年の平昌五輪で優勝を果たすと、その度に参拝者が押し寄せた。
 昨年末に日本代表入りが決まると、北京五輪に向けた絵馬が目立つように。ビーズや写真を使い、華やかにアレンジしたものが目を引く。拝殿近くに約700枚が奉納されているが、新型コロナウイルス禍の影響もあり、過去の五輪前に比べやや少ないという。
 大阪府摂津市から初めて足を運んだ女性(48)は「4回転半ジャンプの成功はファンの夢でもある。同じ思いの人がこんなにもいることを改めて感じました」と目を細めていた。(斎藤 誉、小林良多)

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