兵庫「まん延防止」延長期間に 病床使用率7割超、高止まり続く 新型コロナ
2022/02/21 21:00
神戸新聞NEXT
兵庫県で適用されている新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が21日、延長期間に入った。県内の病床使用率は7割を超え、高止まりが続く。同日発表されたコロナの新規感染者は2497人。3千人を切るのは1月24日(1837人)以来28日ぶりで、1週間前の14日(3263人)より766人減少した。
関連ニュース
コロナの陰で…「感染性胃腸炎」流行 兵庫の患者数、過去5年で最多
コロナ感染した本紙記者、想像以上のつらさに「これで軽症?」 「体調、社会復帰」療養中に感じた不安
高性能マスク着用、8割リスク減 新型コロナ感染、米研究
重点措置の延長を受け、県は入院病床数を増やすなど医療体制を強化。飲食店に求めている営業時間短縮や酒類提供の一部制限などは継続する。期限は3月6日まで。
21日午前0時時点の病床使用率は72・3%で、うち重症用は30・9%。宿泊療養施設の使用率は19・4%で、自宅療養者は3万9636人だった。
新規感染者の内訳は、神戸市=490人▽姫路市=124人▽尼崎市=236人▽西宮市=420人▽明石市=106人▽県所管分=1121人。県内の累計感染者数は23万5993人となった。新たに神戸市で2人、尼崎市で1人の死者も確認された。
県内では新たにクラスター(感染者集団)が発生。明石市の高齢者施設では利用者と職員計20人が感染し、丹波健康福祉事務所管内の老人福祉施設でも入居者8人の感染が判明した。
また、県議会事務局は、北口寛人議員(56)=自民党、明石市選出=の感染を発表。濃厚接触が疑われる議員はいないという。(綱嶋葉名、大島光貴)
【兵庫のコロナ情報】←最新のコロナニュースはこちら