7月の兵庫県立芸文センター、今年の演目は「ラ・ボエーム」 佐渡監督プロデュース

2022/02/25 20:49

オペラ「ラ・ボエーム」の魅力を紹介する佐渡裕芸術監督=兵庫県立芸術文化センター

 兵庫県立芸術文化センター(西宮市)は恒例のオペラ公演を今年は7月15日から開き、演目はイタリアの作曲家プッチーニの大作「ラ・ボエーム」と発表した。演出は米アカデミー賞美術賞を受けたイタリア出身のダンテ・フェレッティが務め、日本人とイタリア人を中心に若手歌手が共演する。 関連ニュース 「少女たちの夢を叶えたい」宝塚OG・仙堂花歩さん率いる「すみれ少女歌劇団」オーディションを開催 映画館「神戸国際松竹」3月閉館へ、65年の歴史に幕 神戸の巨大遺跡を舞台に「呪術」「ヒロアカ」の東宝アニメが新企画

 同センターは毎年夏、佐渡裕芸術監督プロデュースのオペラを上演。プッチーニの作品では「蝶々夫人」(2006年)などを取り上げてきた。「ラ・ボエーム」は2年前に公演予定だったが、新型コロナの影響で延期されていた。
 パリを舞台に、貧しくも将来に夢を抱く男性芸術家とその恋人を軸にした青春劇。海外からはミラノ・スカラ座アカデミー出身の気鋭を選抜した。演奏は兵庫芸術文化センター管弦楽団。指揮する佐渡監督は「プッチーニの描いた悲喜劇をドラマチックな音楽とともに表現したい」と話す。
 7月15~24日(19、22日は休み)午後2時開演。3千~1万2千円。同センターチケットオフィスTEL0798・68・0255(津谷治英)

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