スギ花粉の飛散、兵庫で始まる 例年より約1カ月遅く
2022/03/01 14:09
枝先の花から煙のように舞い立つスギ花粉(資料写真)
兵庫県は1日、県内でスギ花粉の飛散が始まったと発表した。宝塚市内で2月25日に確認され、飛散開始は昨年の同6日から19日遅かった。例年の2月初旬よりも約1カ月遅く、県は「冷え込みが厳しい日が続いた影響では」とみている。
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県の観測地点は健康科学研究所(加古川市)と、宝塚▽龍野▽豊岡▽洲本-の4健康福祉事務所の計5カ所。調査用のスライドグラス1平方センチメートル当たり1個以上の花粉が2日以上確認された場合、1日目を飛散開始日とみなす。宝塚の2月25日が最も早く、豊岡を除く3地点が同26日に確認された。
スギやヒノキなどの花粉飛散量は同研究所のホームページで公表。30~50個を「多い」、50個以上を「非常に多い」など5段階で表す。2月27日時点では全5カ所でスギが飛散しており、洲本ではカバノキも観測されているという。
日本気象協会によると、大阪のスギ花粉のピークは3月上旬から中旬の見通し。兵庫の花粉量は例年並みとみられ、昨春よりはやや少ない見込みという。
県の担当者は「部屋に入る前に服をはたいたり、うがいをしたりしてできる限り花粉に接しないよう対策してほしい」と呼び掛けている。
(金 旻革)