兵庫県内の高齢者3回目接種、ようやく5割超える 新型コロナワクチン

2022/03/02 05:30

新型コロナウイルスのワクチン接種=神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院(資料写真)

 新型コロナウイルスワクチン3回目接種について、兵庫県内の高齢者の接種率が2月28日時点で50%を超えた。昨年12月から接種が始まり、2カ月を過ぎてようやく半分に達した。 関連ニュース 3回目ワクチンの職場接種申請 前回の3分の2にとどまる理由 券なし接種、2千人分を把握できず 兵庫県、返送されない3回目接種券 4回目が可能に 「ワクチンの3回目接種が進まない」実際の課題はどこ、どうしたら解決できるの? 豊田真由子が解説

 デジタル庁がまとめたワクチン接種記録システム(VRS)のデータでは、28日時点での全国の高齢者3回目接種率は51・65%、兵庫県は51・03%。岐阜県や愛知県、佐賀県で60%を超える一方、まだ20~30%台のところもある。64歳以下も含めた全人口に対する3回目接種率も兵庫県は20・03%で、全国平均(20・37%)を下回る。
 兵庫県の感染者数は下降局面に入っているが、高齢者施設でのクラスター(感染者集団)が相次いでおり、死者も多い。
 政府は高齢者施設の3回目接種について、2月までの完了を目指していたが、県内で2月末に終える見込みを示した施設は2月17日時点で約7割と、全国平均(74%)を下回っていた。(高田康夫)
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