入試当日に発熱…受験は可能? 濃厚接触なら? 11日に公立高一般入試 直前のコロナ対策まとめ
2022/03/08 17:05
神戸新聞NEXT
11日に試験日を迎える兵庫県内公立高校の2022年度一般入試。依然として新型コロナウイルスが猛威を振るう中、約2万4千人が受験するが、もし試験当日に発熱したり、濃厚接触者になったりすれば、どうすればいいのか。県教育委員会が示した最新の注意事項を整理した。
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(古根川淳也)
【受験不可】
受験できないのは、コロナに感染して治癒していない▽濃厚接触者に特定され症状がある▽入国制限などがある国・地域から入国して待機期間が終了していない-に該当する場合。ただし3月28日に追試験が予定されており、診断書などを在学する中学校長に提出すれば受験できる。
【試験当日の発熱】=受験可
試験当日の朝に急な発熱や体調不良に見舞われても、コロナ陽性であることが確定していなければ受験可能。通学する中学校長を通じて受験校に連絡すれば、別室で試験が受けられる。試験中に体調が悪くなった場合も、別室で受験を継続できる。
【濃厚接触者】=無症状なら受験可
濃厚接触者になっても、行政検査で陰性確認▽無症状▽公共交通機関を利用せず来場が可能-の3条件を満たせば別室受験ができる。
また保健所の逼迫(ひっぱく)で行政検査が間に合わない場合は抗原検査キットでの陰性確認でも受験が認められ、キットが入手できない場合は無症状が十分確認できれば受験できる。
いずれも濃厚接触者が受験するには「健康状態確認票」を高校側に提出する必要があり、用紙は県教委ホームページで入手できる。
【悩んだら中学校に相談を】
体調不良などで受験会場に行っていいのか悩むことがある場合、県教委は「在学する中学校に相談してほしい」とする。中学校から受験校に連絡し、別室受験などの対応をとるという。