兵庫のスギ花粉警報レベル「非常に多い」 過去5年で最も遅く
2022/03/09 17:30
枝先の花から煙のように舞い立つスギ花粉(資料写真)
兵庫県は9日、スギ花粉の飛散量が警報レベルの「非常に多い」状態になったと発表した。前年よりも約2週間遅く、過去5年間でみると最も遅いという。
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県は健康科学研究所(加古川市)と、宝塚(宝塚市)▽龍野(たつの市)▽豊岡(豊岡市)▽洲本(洲本市)-の4健康福祉事務所で花粉量を観測している。5日に豊岡市を除く4カ所で、スギ花粉の飛散量が5段階の指標で最も高い「非常に多い」(スライドグラス1平方センチメートル当たり50個以上)となった。
飛散量のピークは飛散開始からおよそ1週間後とされ、今年は飛散開始が寒気の影響で2月下旬と例年より約1カ月遅かった。飛散は3月下旬ごろには収まる見込みだが、県は「ピークへの到達が遅い分、収束の時期も後ろ倒しになる可能性はある」としている。
スギ花粉は花粉症の原因となり、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状が出る。(金 旻革)