兵庫・斎藤知事が新型コロナ感染 リモートで可能な業務続行、全面復帰は26日以降の見込み
2022/03/15 19:40
斎藤元彦知事
兵庫県は15日、斎藤元彦知事(44)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。同日朝から38度台の発熱や倦怠感があり、医療機関で抗原定量検査を受けたところ、家族も含めて陽性と判明した。当面は自宅で療養しながら、リモートで可能な公務は続けるが、視察などは見送る。全面復帰は26日以降の見込みという。
関連ニュース
斎藤知事が発熱症状 「樹木伐採」の明石公園視察中止に
オミクロン株、兵庫県が希望者全員に無料検査実施へ
まん延防止解除 斎藤知事、今週判断の考え示す「病床使用率、感染者数ともに下がっている」
県によると、斎藤知事は13日は自宅で過ごし、14日は南あわじ市で養殖漁業の現場などを視察したほか、徳島県鳴門市で「鳴門の渦潮」の世界遺産登録を目指す推進協議会の会合に出席した。濃厚接触に当たる関係者はおらず、視察に同行した職員2人は念のため自宅で待機している。
15日午前に予定していた県立明石公園の視察は中止した。同公園では県が進める樹木伐採を巡り、明石市の市民グループが「過剰な伐採で、生態系が脅かされている」と指摘。斎藤知事は25日に予定する泉房穂・明石市長との面談に向け、現地視察を計画していた。(田中陽一、金 旻革)