神戸高専と神戸市外大、23年4月から同一法人で運営へ 新理事長に前神戸大学長の武田氏
2022/03/15 20:10
武田廣氏
神戸市は15日、公立大学法人神戸市外国語大学(同市西区)と神戸高専(同)について、2023年4月から同一法人下で運営することを決め、それに向けて同法人の新理事長に武田廣・前神戸大学長(72)を任命すると発表した。任期は22年4月1日から4年間。
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同一法人下での運営は、高専の今後の在り方について議論する検討委員会の報告書などを受けて決めた。高専の設置・運営者を、同市教育委員会から同法人に移して地方独立行政法人化することで、多様な人材確保や資金調達につなげたい考え。国際的に活躍できる人材の育成も期待できるという。
武田氏は神戸大大学院理学研究科教授を経て、15年から神戸大学長。21年3月に退任後は、同市の外郭団体「神戸国際コミュニティセンター」理事長と、同市技術審議監を務めている。理学部での教育研究や大学運営の経験のほか、海外での共同研究で得たグローバルな視点を生かしていく。(綱嶋葉名)