44年ぶり兵庫県議会の会期延長 知事のコロナ感染で議会が方針 22日本会議で議決へ

2022/03/16 17:35

兵庫県議会の議場(資料写真)=神戸市中央区

 兵庫県議会は16日、臨時の議会運営委員会を開き、24日までとしていた定例会の会期を30日まで延長する方針を確認した。斎藤元彦知事が新型コロナウイルスに感染したためで、22日の本会議で議決される見通し。 関連ニュース 予算、新型コロナ対応…一部公務で影響避けられず 兵庫・斎藤知事が感染 クラスター「第6波」で200件超、高齢者施設への支援強化 兵庫県、往診の協力金など倍増 泉・明石市長「協議もせず予算削減されては困る」 斎藤知事に「約束」迫る 兵庫県の行財政運営で要求

 斎藤知事は15日に発熱などの症状が現れ、陽性が判明。軽症で10日間の自宅療養に入り、全面復帰は26日以降となる。既に、2022年度当初予算案を審議する予算特別委員会は、知事が出席予定だった16日の総括審査を延期した。
 議会運営委では、藤本百男議長が「知事出席の下で議会日程を進めるのが望ましい」と提案。委員から異論はなかった。
 新たに取り決めた定例会の日程は、斎藤知事の復帰が見込まれる28、29日に予算特別委を再開。30日を最終日とし、予算案や追加議案、請願などを採決する。
 議会事務局によると、県議会本会議の会期延長は1978(昭和53)年以来で44年ぶり。(金 旻革)
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