「三流と思わないように」姫路独協大卒業式で清元市長　「品格なかった」と釈明

　兵庫県姫路市の清元秀泰市長が、同市内で１６日に行われた姫路独協大学（同市上大野７）の卒業式の祝辞で、「自分を三流大学出身と思っていたら、四流や五流になるかもしれない」などと述べていたことが分かった。 関連ニュース 「寝耳に水」副市長２人、任期途中に異例の同時退任 【写真】経営苦境続く姫路独協大 手渡された児童が気付いた！　小学校卒業証書に１字違いの学校印　計４年、５５３人に誤って授与　尼崎

　関係者によると、清元市長は卒業生ら約３００人を前に、自身が卒業した医科大学を「（当時は）新設大学で偏差値も低く、三流医大と呼ばれた」と紹介。「三流大学でも母校を誇りに思い、恥じない生き方をしてきた。皆さんも一流の生き方をしてほしい」などと呼び掛けたという。
　清元市長は神戸新聞の取材に「激励したつもりが、品格のない発言になった。不快な思いを与えたなら謝罪したい」と釈明した。
　姫路独協大は１９８７年、姫路市が土地と設立資金５０億円を出資する全国初の公私協力方式で開学。毎年、市長が入学式や卒業式で祝辞を述べている。（田中宏樹）