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他校の学校印と校長印を押すミスがあった、尼崎市立小学校の卒業証書の見本。大きい赤い四角の部分に学校印、校長名の下に校長印を印刷している(尼崎市教育委員会提供)
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他校の学校印と校長印を押すミスがあった、尼崎市立小学校の卒業証書の見本。大きい赤い四角の部分に学校印、校長名の下に校長印を印刷している(尼崎市教育委員会提供)

 兵庫県の尼崎市教育委員会は29日、市内の小学校で、4年間にわたって計553人の卒業生に、別の学校の校印と校長印を印刷した卒業証書を授与していたと発表した。正しい卒業証書を渡し直すという。

 今月18日の卒業式で証書を手渡された児童が気付き、保護者が学校に問い合わせて判明した。児童は漢字が好きだったという。

 市教委によると、この小学校では2018年度から校務支援ソフトで卒業証書を印刷。先進的にソフトを利用していた別の学校の事例を参考にしたが、実際に証書を作る際、誤ってその学校の校印と校長印のデータを使ったという。

 印鑑は篆書体で書かれ、校名のみで個人名は記しておらず、2校の校名は1文字違いだった。授与前に校長や担当教員も点検したが気付かなかったという。

 21年度の卒業生には春休み中に、過去の卒業生には1学期中に教員が家庭訪問し、謝罪した上で正しい証書を手渡す。市立全71校園で確認したが、他に同様のミスはなかった。市教委は「子どもや保護者に申し訳ない。点検を徹底するとともに公文書や公印の取り扱いに一層注意したい」としている。(広畑千春)

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