〈彩前線2022〉高台宅地の斜面を彩る自生の群落 川西市水明台
2022/04/02 18:47
猪名川沿いの斜面を彩るエドヒガン=川西市水明台1(ドローンで撮影)
兵庫県川西市中部、高台のニュータウンから清流猪名川へと下る山の斜面に、サクラの野生種「エドヒガン」の群落が広がっている。地域住民が保全する7ヘクタールに自生しており、種から育てられた若木も含めた約300本が谷あいを彩る。
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かつては雑木林だったが、森林ボランティアの住民らがサクラの存在に気付き、2008年に「渓のサクラを守る会」を結成した。雑木の伐採など整備を続けている。
環境保全のため普段は立ち入れないが、エドヒガンが見頃の時期には一般公開している。今シーズンは5日まで。午前9時~午後3時。同会の西澤孟治代表TEL072・792・8861(斎藤雅志、久保田麻依子)