〈彩前線2022〉山麓漂う「春の雲」 丹波・常勝寺
2022/04/06 17:30
満開のソメイヨシノ。古刹も輝きにあふれる=丹波市山南町谷川
まるで山麓を漂う春の雲を見ているようだった。満開の桜が古色蒼然とした仁王門と、参道の石段を柔らかく包み込む。
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兵庫県丹波市山南町谷川の常勝寺は大化年代(645~650年)の創建と伝わる古刹。宮崎実康住職(56)によると、「竹林山」の山号が示すように周辺は竹やぶだったが、桜は1960年ごろに境内を整備した際に植樹されたという。
ソメイヨシノとヤマザクラが計170本ほど。少し時期が重なりながらも入れ替わるように咲き、山里を彩り続ける。「しばらく天気も良さそうなので、今年の花は長く楽しめそうですね」と宮崎住職。拝観自由。常勝寺TEL0795・77・0074(9時~午後5時)
(中西幸大)