神戸ファッション美術館「華麗なる宝塚歌劇衣装の世界」 16日開幕

2022/04/15 20:00

故高田賢三さんがデザインした衣装などが並ぶ展示空間=神戸市東灘区向洋町中2

 服飾文化の視点からタカラヅカの魅力に迫る展覧会「華麗なる宝塚歌劇衣装の世界」(神戸新聞社など主催)が16日、神戸市東灘区の神戸ファッション美術館で始まる。15日の内覧会では、きらびやかな衣装やデザイン画、小道具など約120点が披露された。 関連ニュース タカラヅカ観劇中に心肺停止 大劇場職員ら命救う 「男役から依頼あります」タカラジェンヌも通う下着の名店 宝塚音楽学校 合格発表も「歌劇風」

 同館の開館25周年を記念して企画。1914年の初公演から続く宝塚歌劇の歴史の中でも、衣装に特化した大規模な展覧会は初めてという。
 歴代の公演を彩ったえんび服やスパンコールで輝くドレス、帽子やブーツ、フィナーレで手に持つ「シャンシャン」まで、兵庫ゆかりの世界的ファッションデザイナー、コシノヒロコさんや故高田賢三さんが生み出した衣装も並ぶ。繊細な刺しゅうや意匠、生地の質感など、その美しさを間近でじっくりと鑑賞できる。
 文学や漫画、ゲームなど多彩な原作の世界観を反映し、国際色豊かな歌劇の歴史を、豊富なコスチュームや舞台写真で見せる。公演のフィナーレ映像が流れる隣に、大階段をイメージした記念撮影スポットがあり、ファンの気分はぐっと高まるはずだ。
 6月12日まで。月曜休館。一般千円ほか。神戸ファッション美術館TEL078・858・0050
(小林伸哉)

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